ただいま、内外装の仕上げを猫ちゃんにお願いしてます。
あ、間違えました。
猫ちゃんのいる、板金塗装工場へお願いしています。
この板金塗装工場は、カーコンビニ俱楽部もされていますが、当方の仕事では、カーコンビニ俱楽部の材料は使わず、通常のパテや塗料で仕上げてくれます。
カーコンビニ俱楽部の材料は、速乾パテや塗料なので、とりあえず傷を安く直したい方向けなんですよ。
時間が経つとパテ部分が凹んで来たりするので(苦笑)
カッコいいアルファロメオにする為には、材料代だけで5万円も超える価格にはなりますが、そこは妥協せずに施工してもらいます。
ちなみにですが、ここの工場長は、カーコンビニ俱楽部の技能大会で全国一位の腕前。
施設も最新鋭の機材を揃えていらっしゃり、周辺の輸入車ディーラーさんの下請けもされている、信頼出来る板金塗装工場です。
ちょうど、部品を持ち込みに行ったので、ついでに進捗状況を撮影してきました。
前後のアルファロメオの紋章のエンブレム、どうせ傷の無いボディにするのなら、そこも新調しようと思い取り寄せて持って行きました。
ボディの板金塗装もしますが、フロントワイパーアームの錆や、その付け根のプラスチックのカバーや、両ドアミラーも白く劣化しているため、艶消し黒に塗装をします。
内装はまだ完成していませんが、シートもタン皮にして、ドアの内張も一部タン皮仕様に換装して、さらにドアスピーカーとツイーターはすべて新品のナカミチ製を装着します。
音楽好きなので、経年劣化で音が割れているのが気になりまして、オーディオマニアが喜ぶマニアックなメーカーをチョイスしました(笑)
BOSEだと、ALFAROMEOの純正でも使われてるので、JAZZなどをキレイな音で聞けるナカミチを選んだ次第です。
入庫時の記事でも言及しておりました、リヤゲートのチリが合わない件も、程度の良い中古を見つけて解消のめどがつきました。
右リヤの凹みが、思いのほか強烈なダメージを負っており、その衝撃で傷は無いけど歪んでしまっていた模様です。
これで割とキレイな状態を取り戻せると思います。
このクルマは、お尻がセクシーなので注目されますので、キチンと仕上げます。
ALFA156の素晴らしさは、このサイドのキャラクターラインに尽きます。
日本車などでは、モールなどで表現されるところを、まるで粘土を彫刻したかの如く表現されています。
本当に美しいクルマですねぇ・・・惚れ惚れする。
ちょうど、その部分を板金塗装する場合、腕の悪い工場ですると、厚塗りになってラインがぼんやりしてしまいます。
ワタシは前職のアルファロメオディーラー勤務の時に、整備も板金塗装もかじりましたが、(あくまでマネージメントする際に、どんな事をするのかと言う勉強の為で専任でない)
本当に腕とセンスが問われる技術なんです。
うちは、基本的には「名車を後世に残す」を矜持としておりますので、機関整備はもちろんですが、こんな事にも手を抜かずこだわりたいのです。
ちなみに、交換された元のリヤゲートですが、こうして平面に置いて見てみると、映り込む景色から歪みが判りますね(苦笑)これじゃ中古でも売れないな・・・涙
全体的には、ボディの色艶は健在なので、余計に小傷が気になります(苦笑)
でも、1m離れて見えない傷はご勘弁くださいね。
イタリア本国基準では、新車でも2m離れて見えないのは「傷ではない」と判断されますが
FIAT AUTO JAPANでは1mの基準となりましたので、うちの商品車もそれに合わせます。
ヘッドライトは、右側が割れており、またレンズも曇っていましたので、程度の良い中古を磨いて、ついでに新品のHIDキットを装着して、暗いと評判の156の弱点を排除します。
ちなみに、156のヘッドライトはバンパーを外さないと交換出来ないのでチャンス(笑)
アルファ156の男前を上げまくります!ライトとバンパー無くても男前だよね!!
まさにコレです↓デザイナーであるウォルター・デ。シルバ氏のデザインスケッチ。
アルファ145から始まるウォルター・デ・シルバ氏の猛禽類を思わせる素晴らしいデザインを後世にまで残したいと思います。
外したリヤシート一式を持ち帰るので、3人がかりで運ぶ姿(笑)重いのよ・・・
さて、この稀代の名車を完全整備&内外装仕上げで乗り出すのは、ドナタでしょう?
お早めにお問合せくださいね。
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