前回の記事から、試乗を兼ねてドライブをしました。
祝日と言う事もあり、街中の道路は空いており、思う存分ツインスパークエンジンと戯れる事が出来て、思いのほか遠出してしまいました(苦笑)
そもそも、このツインスパークと言うエンジンがどういうものか?
そこもぜひご理解をいただいた上で、ご検討いただければと思います。
以前ワタシの従姉妹の旦那さんが、うちに泊まりに来た時に言いました。
「あれは神が造ったとしか思えない・・・」
実は、その旦那さんは日産でエンジンの設計に携わっているエンジニアなんです。 そのエンジン設計のラボの中のは、全世界の自動車メーカーが作った「名機」と呼ばれる歴代のエンジンが置かれているそうです。
そう、日産のエンジン設計の参考にする為に置いてあるそうです。
その中にあって「ALFAROMEO製直列4気筒ツインカム」は別格であると。
エンジン内部の全てのパーツが美しく、また燃焼や排気がレースカーのような働きを示し、その音も芸術的な音を奏でる「歌うエンジン」と言う異名を持つ名機中の名機です。
エンジンのエンジニアをして、神が造ったエンジンと言わしめるその性能は、決して単純に早いと言う意味ではありません。
市販車で初めてのツインカムエンジンをリリースしたメーカーであるALFAROMEO社。
ワタシもメーカーの招待で、イタリアに赴いた際にメーカーの担当者とお逢いして、このメーカーの魂と言える部分に触れました。
アルファロメオ社の中の、エンジン設計のエンジニアなので、当然大学の博士号くらい持っている秀才のはずで、物静かな印象の紳士が登場して、色々な説明をしてくれました。
その説明をしている最中に、どんどんヒートアップして来て(苦笑)我々が造るエンジンには他社にはない「魂」が宿っているのだと。
その魂とは「クオーレスポルティーバ」つまり、スポーツする魂であると。
なので、市販車であるとは言え、つまらないエンジンなどを搭載するのは許されないのだ。
また同時に、世界中の様々な規制をパスする為に、その性能をセーブしないといけない場面も多々あるのだが、決してレーシングカーの魂を感じさせないエンジンなどはリリースしないし、また排気音は抑えても、室内に聴こえるエンジン音はわざと聴かせる設計にしてる。
イタリア人らしい、身振り手振りで熱く語るエンジニアの姿に心が躍りました。
そんな事を思い出させてくれるドライブでした。
そもそも、エンジンの燃焼室に、点火用のプラグを1気筒で2本ずつ配置するなんて、なんて楽しい発想なんでしょう(笑)
これがまさにその名の由来である「TwinSpark」と言う意味です。
そのエンジン音と、排気音たるや、本当にシビれるレーシーなサウンドなんです。
決して、早くも無いし、トルクフルでも無いんですが、自分のアクセルさばきに合わせてレーシングエンジンが歌いながら回転を上げて行く痛快感は絶品です。
個人的に、シビれるエンジンはポルシェの水平対向エンジンと、アルファV6エンジンと、このツインスパークエンジンです。
一般の方が考える良いエンジン音だと思われるフェラーリなどは、メカノイズが大きくて、ドライバーからすれば雑音まみれなんですが、遠くで聞いているぶんには良い音に聞こえます(苦笑)
またポルシェやフェラーリは、早すぎて街中でエンジンをブン回す事など出来ません。
逆説的ではありますが、アルファロメオの楽しさは「早すぎずトルクバンドが高い」ので街中でブンブン回せるエンジンであると言う事。
特に、この現車の1.6Lツインスパークはその非力さを補う為に、ミッションのギヤ比が工夫されており、2.0Lツインスパークより更に回せるエンジンになっています。
こんな絶妙な味付けこそ、アルファロメオ社の神髄である、クオーレスポルティーバの精神であると言えるでしょう。
この個体は、恐らく元のオーナーが非常に丁寧に乗られていたので、まだまだ慣らしが終わった程度の、非常に若いエンジンコンディションかと思われます。
それでも、エンジン内部のオイル経路には、カーボンやスラッジが溜まってるはずで、その洗浄の為に、オイル内部にNC-910と言う添加剤を入れている関係でレッドゾーンまで回す事は叶いませんが、納車前にNC-220で燃料系統・NC-910でオイル系統の洗浄を終えて、燃焼室内のカーボンを完全に除去し、圧縮復活剤を入れた暁には、どうなってしまうんだろう?と顔がニヤケてしまいます(苦笑)
この圧縮復活剤は、本当にスゴイ性能で、新車に施しても効果を発揮する優れもの。
新車の圧縮と言うのは、工場出荷の状態で完璧なはずなんですが、それなのにこの添加剤を入れると圧縮が上がると同時に全気筒揃い、馬力までアップするんです(驚)
これはアルファロメオに限らず、全てのクルマで超絶おススメしたいんですが、残念ながら当方のようにNUTEC社が認めたスペシャルショップでのみ施工可能な特別品です。 その施工は工賃や溶剤と油脂類込みで、4万円~となってますのでご希望の方はご相談を。 今、うちのしている事前の施工などもされると、8万円以上は掛かりますが、これはこの車両が特別なコンディションであるがゆえ、他の中古車とは明らかに異なる価値にする為にしている変態的な仕上げなので、ここまでする必要は通常はありません(笑) この人は中古車の仕上げでここまでする頭のおかしい人なんだなって思ってください(笑)
2004年式ALFA 147 1.6L TS 5MT 車両本体価格:1,380,000-
車検:令和3年4月27日 走行距離:33000km (乗ってますので多少変わります)
+上記の車両本体価格は、内外装及び機関整備仕上げ済みでのお値段ですので、例えば塗装は現車を観て自分で判断し知り合いに安くしてもらうとか、車検は、後で実費でされるとか、そこまでしなくても良い場合には、お話し合いの上でお値引きしますのでご相談くださいね。
+また業者様でも、まだしてない作業を自社でされるなら業販は可能ですご相談下さい。
+納車点検の際にバッテリー等の消耗部品をはじめ、エアフィルターやACフィルター等も純正相当品で交換予定ですが、社外品などに換装希望の場合はお申し出下さい。またオーディオやNAVIやドライブレコーダー等の取り付けもお申し付けください。
+車検残が201年4月下旬までありますので、その間は試運転をしています。3月下旬からは継続検査が受けられるので、納車点検と車検満タンで乗り出すのがおススメです。
その他ブログに車両の状態などと併せて追記します。
このモデルに関するインプレッションを集めてみました。ご参考までに。
+ツインスパークエンジンとは?
+アルファ147 1.6L TS インプレッション
車両本体価格以外に必要な経費
各種諸費用と、消費税・自動車税の月割り分・自賠責保険料の月割り分・リサイクル費用・陸送費用(ご希望であれば)車庫証明費用(ご自身ないしは地元の行政書士に依頼するほうがお得です)名義変更費用(ご希望であれば)など、ご希望の内容により変わりますので、気になる方はお早めにお問い合わせくださいね。
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